鉄筋工業で働く人を鉄筋工、もしくは鉄筋屋と呼びます。ベテランの職人さんともなれば素人が2分かかる結束を5秒でやっちゃいます。

あそび → 余裕、ゆとり。
RC造 → 鉄筋で補強されたコンクリート構造をいう。
アンカー → 梁、スラブ筋等で定着のために曲げた部分。
イナズマ筋 → 階段の段筋及び時として開口部の筋違いにも用います。
異形棒鋼また異形鉄筋 → 表面に突起を有する鉄筋。JISでは異形棒鋼、一般には異形鉄筋と呼ばれています。
内法 → 真々寸法に対して、内々寸法をいう。
上端 → 上面、天端ともいう。
上筋 → 上端筋。梁、スラブ等で上側に配筋される鉄筋。
エキスパンションジョイント → 長大建物、構造の異なる建物及び増築などの場合、熱のため伸縮や不同沈下の影響を防ぐために構造的に切り離す。
絵符 → 加工材の使用場所、形状、本数等を板切れ又は荷札等に記入したもの。
L型バンド → 梁、柱等で大型のため、半分のL型に加工したスタラップ、フープの事。
納まり → 部材の相互の取り付け具合。
オーバーブリッジ → 歩道橋。
追出し筋 → 梁、スラブ筋等で最初に配筋する材料のこと。
重ね継ぎ → 鉄筋の継手の一種で、鉄筋どおしを規定長さで重ね合わせて継いだもの。
かね → 直角。かねの手に同じ。
片だすき → 結束箇所をななめに1ヶ所結束すること。両方向及び箱型に結束するの両だすきという。
ガス圧接 → 鉄筋の継手の一種で、鉄筋を酸素アセチレンガスにて溶接圧着すること。
片アンカー → 鉄筋の片方だけ、中間折曲げをして加工したもの。
かぶり厚さ → 鉄筋表面とこれを覆うコンクリート表面までの最短距離。
キャップタイ → U字形あらば筋の頂部につける。両端90°フック(余長8d以上)付のタイ
クラック → コンクリートのひび割れ、亀裂。小さいものはヘアーラックという。
検収 → 材料などを調べて受け取ること。
結束線 → 鉄筋を結ぶために用いるなまし線。0.8mm(#21)が一般に用いられるワイヤーと呼ぶこともある。
こしかけ → バーサポートの一種でスラブや庇等で上端筋かぶり厚さを固定するためのブロック。
構台 → 歩道上などへ建てたステージ。
小運搬 → 普通の運搬に対して現場内などで行う近距離運搬。場内運搬ともいう。
小口 → @小さい量。 A切り口。
公称直径 → 異形鉄筋の単位長さ当りの重量より算出された直径。
極太径 → D41以上の鉄筋の呼び方。
サイコロ → バーサポートの一種で、サイコロ型にしたコンクリートブロック。主に梁及び基礎鉄筋の下端に用いる。
差筋 → コンクリート打設前に、打継面に必要な鉄筋を定着させておくこと。
最外径 → 異形鉄筋のリブの側の寸法。
JASS → 日本建築学会建築工事標準仕様書のこと。
JV → ジェイブイ。1つの工事を2社以上で共同受注する請負の形。共同企業体ともいう。
シートバイル → 掘削のとき土砂くずれや水の浸入を防ぐために地中に打ち込む鉄製の矢板。
ジョイント → 継ぎ手
下筋 → 下端筋。梁、スラブ等で下側に配筋される鉄筋。
主筋 → 構造計算で対象とした鉄筋。
スパイラル筋 → 丸型、角型を問わず、梁、柱等の何段ものスタラップ、フープを一本物で加工したもの。尚、重量が重くなると2、3組に分ける。
スケール → 尺度、縮尺、転じて物し。
スパン → 建築物の柱と柱の間。支点と支点までの距離。
スペーサー → 鉄筋コンクリートの鉄筋の間隔を保持するためにはさむ小さなコンクリートブロックのこと。(バーサポートの項参照)
スラブ → 鉄筋コンクリート構造物の床
スタラップ → 一般に剪断補強として梁部材に用いる鉄筋で、梁筋に直角に配筋する。あばら筋ともいう。
ゼネコン → 元請。元来英語のGeneral Contractorの略称であり、元請負者として各種の土木・建築工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者を指す。日本語では総合建設業に該当する。
そえ筋 → ヂョイント不足、圧接の抜き取り等の個所に継手の定着を補強する鉄筋。
台付ロープ → 台付け、根付け用、けん引用に使用されるワイヤーロープであり、玉賭けワイヤーロープと区別されている。
台直し → コンクリート打に際して柱筋及び壁筋の位置が狂った場合補正すること。
建地 → 支柱足場の支柱、布に対していう。
駄目 → わずかに残った未完成部分。
玉掛け → ワイヤーロープその他のつり具を用いて行う荷かけ及び荷はずしの作業こと。(講習修了者のみ)
段取 → 施工の順序、方法、準備、企画。
タワークレーン → 自立するタワーの上に取り付けられたクレーン
突き当て寸法 → 加工の順序、方法、
継手 → コンクリート部材中で、鉄筋を連続させるための接合する方法。重ね継手、圧接継手、溶接継手、及び機械的継手などがある。
定尺 → 現在各径共3.5mから12m位迄50cmきざみで製造している。
手元 → 職人の助手。
天端 → 上端に同じ。
定着 → 仕口(異種の部材。たとえば柱と梁、小梁と大梁、スラブと梁などの接合部)において、部材相互の一体化を図るため、一方の部材の鉄筋を他方の部材内に延長し埋め込む部分。直線定着、折曲げ定着、金物による定着などがある。
ドーナツ → バーサポートの一種で柱、壁、時に梁のかぶり厚さを固定するために入れる。
通り → @直線性 A通りしん BXn通りやYn通りなど。
トップ筋 → 通し筋とならない主筋。
中子 → サブスタラップ又はサブフープのことで、スタラップ又はフープに平行して配置し、剪断補強を受けもつ。
逃げ墨 → 障害物を避けて実際の墨より一定間隔をへだてて打った墨。
→ 布 基 礎。水平渡した足場、建地に対していう。
のみ込み → 定着のこと。
延び → 規定の寸法より余分に長いこと「鉄筋にはふつう信延びがある。」
働き寸法 → リスト、断面図、平面図等により、かぶり厚さ、のみ込みを見ての所用寸法および一般に鉄筋の定着、継手などの有効長さをいう。
ハンチ → 梁又はスラブで、端部の応力が大きくなった場合、端部だらけのコンクリートの断面を大きくしたもの。
パラベッド → 屋上で外周に設けられる立ちあがりの壁。
はかま筋 → フーチング上端に配置される鉄筋。
腹筋 → スタップの成が高い時、スタラップの位置を確保するために配置し、ピッチが乱れたり、巾止め筋を同時に使用してたわんだりするのを防ぐ。
バンド → スタラップ、フープの総称。
バーサポート → 配筋された鉄筋の位置の確保と支持、および施工中の種々の作用に対する保持を目的とする支持物。種類はコンクリート、鋼およびプラスチック製。
巾止め筋 → 一般に壁、梁部材の主筋に対し間隔を保持するために取り付ける鉄筋。
拾い出し → 図面、仕様書から材料や手間などを算出すること。
ピッチ → @一定の間隔のこと。Aピッチを上げるともいう。
歩掛り → 単位仕事に要する労務者数、歩掛けともいう。
フーチング → 柱、壁を支える無筋又は鉄筋のコンクリート基礎。
フープ → 一般剪断補強として柱部材に用いる鉄筋。柱筋に直角に配筋する。帯筋ともいう。
太径 → D29〜D38および28φ〜32φの呼び方。
ベース → 基礎、土台、根低などの意味がある。建築がある。建築では、柱を受ける下部の台基礎のこと。
補強筋 → 開口部、スリープ等梁及び壁、スラブ等の周囲を補強する鉄筋。
細径 → D10、D13、D16及び9φ、13φ、16φの呼び方。
余長 → トップ筋等の所定長さにプラスの伸びをみたもの(15d)。
養生 → コンクリートやモルタル等が所定の強度が出るまで適当な水分や温度を与えて保護すること。
呼び名 → JISG3112(鉄筋コンクリート棒鋼)、JISG3117(鉄筋コンクリート用再生棒鋼)で定められている異形奉鋼の公称直径を丸めた直径。
らっきょおバンド → U字形のスタラップで、キャップタイと組で使用する。
両アンカー → 鉄筋の両端部を中間折曲げして加工したもの。
両だすき → 結束方法の一つで、たすき状に結束したもの。
割りバンド → スタラップ又はフープを二つ以上に割ったもの。L型バンド、らっきょおとキャップタイ、又、鉄骨鉄筋コンクリートの柱、梁の仕口のフープ等。